アートへの興味を深めてくれるギャラリーフェイクが11年ぶりに新刊発売

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まさかの新刊が発売された『ギャラリーフェイク』33巻。

2005年に32巻で完結してから、11年ぶりの新刊です。

アートや美術って難しいと思っている方にもお勧めの作品です。

ピカソやダリといった有名どころから、西洋美術、日本美術、中国美術に、陶芸や書など幅広く扱っていて、背景の説明などもあるので、そこから美術作品に興味を持てる内容になっています。

Wikiより

表向きは贋作・レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と様々な美術品を通じて、時に世界を駆け巡り、「美とは何か?」を追い求める。主人公は単なる守銭奴・単なるビジネスではなく、アートへの奉仕者、美の探求者として清濁併せ呑む人物として描かれている。美術・芸術・骨董・その背景となる歴史等の多分野に渡る薀蓄的描写があり、助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も描かれる。1話1エピソードが基本で、2話1エピソード、3話1エピソードの中長編がいくつかある。エピソード毎にゲストキャラクターがいるので、レギュラー、準レギュラーを含め登場人物は大変多い。

芸術に絡んで社会問題・時事問題にも言及するなどしており、物語は美術方面の商業的な話題から推理サスペンス、コミカルな人間模様、陰惨な事件、時に憎み合い時に愛し合う人々の交流、文化財保護にまつわる制度面の問題など、多岐にわたる。

登場するキャラクターたちも、ひと癖も二癖もあり、憎めないキャラクターが多いです。

物語によく登場するラモス、三田村女史をはじめ、この33巻にも登場するアールグレイが大好きなワーナー警部など個性的なキャラクター達がストーリーを盛り上げてくれます。

アートの案内人 主人公・藤田玲司の魅力は、このサブキャラたちによって引き出されていると思います。

作者の細野不二彦さんの美術への造詣の深さには本当に驚かされます。

また、細野不二彦さんは、多彩な作品を展開されており、アニメ化された作品も多いです。

ギャラリーフェイクもアニメ化されています。

現在、Gyao!で無料配信中です。

アートって一部の人のものではなく、誰にでも自分だけの美の女神があるというのを教えてくれる作品です。

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