イラストレーターでもある著者 酒井 駒子さんの絵本『よるくま』
優しい色合いで描かれた絵は、子供も大人も楽しめる。すばらしい絵本です。
よるくまの題名にあるように夜のお話なので、黒や青がメインの色合いです。
冒険する夜の世界は、黒や青が基調の中でも、とても温かく描かれています。
また、子供やくまの心情が絵にもよく現れており、不安な時、ホッとした時がとてもよく伝わってきます。
うちの子が3歳のクリスマスの時にプレゼントした本ですが、小学生になった今でも
時々、引っ張り出して自分で読んでいます。
子供が読んで楽しめるのはもちろんなのですが、絵もとてもキレイなので大人でも十分楽しめます。
また、子供向けの絵本ではありますが、親にとっても改めて子供と向き合う事を考えさせられる絵本になっています。
お母さんがいないときの不安な気持ち、出会えたときの子どもが安堵する気持ち。
子供と一緒に読むと、特に感じられる絵本ではないでしょうか。
彼女や彼氏にプレゼントするなら、「よるくま クリスマスのまえのよる」のほうが向いているかもしれませんね。
酒井 駒子さんの絵はとてもかわいらしくキレイなので彼女も喜んでくれるかもしれませんよ!
Amazon よるくま 商品説明より
「ママあのね…きのうのよるね」
ベッドに入ってママに見つめられながら少しずつ眠りに誘われていく1日のうちで一番穏やかなとき、ぼくがママに語りはじめる。昨日の夜、ぼくのところにやってきたくまの子「よるくま」とぼくの一夜のお話。いなくなってしまったよるくまのお母さんを一緒に探しに行く冒険物語。
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